補聴器
初期(1960年代)の補聴器は、弁当箱ほどの大きさだった。
それは電子工学の進歩と歩調をセットている。
補聴器はパワーを上げ、なおかつ小さくなるように進歩している。
また「イヤモールド」と呼ばれる、耳あなにはめ込む樹脂殻と細いケーブルでつながっていた。
1970年代頃になると小型化され、タバコ箱ぐらいの大きさになった(「ポケット型補聴器」という)。
ただし、ここの所はトレンド性を優先し、「魅せる補聴器」とする動向もある。
これらとイヤモールドは短いチューブでつながっていた)。
1999年には毎年6月6日が「補聴器の日」に制定された。
2000年代になると、今までのアナログ補聴器とは異なるデジタル補聴器が現れた[注釈1]。1990年代に入ると、耳の内部に入れるタイプの補聴器(「耳穴型補聴器」という)が現れた(イヤモールドの中に受信部・バッテリーなどが全部入った)。
デジタル補聴器の使用状況は60%程度といわれる。
1980年代には、外耳の上部に引っ掛けるような形の補聴器(「耳かけ型補聴器」という)が現れた(外耳の上方に引っ掛ける機具の中に、受信部・バッテリーが入った。
いずれも、受信部・バッテリーが収まった箱をポケットに入れていた。
現時点で使われている補聴器の比率は、耳かけ型補聴器が約30%、耳あな型補聴器が約60%、ポケット型補聴器が約10%となっている。
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